ハウスエッジとは、控除率という意味の英語です。簡単に言えば胴元の取り分ということです。ハウスエッジが低いと、胴元の取り分が少ないということ、つまり賭けている人に還元していることになります。
カジノ全体でのハウスエッジは約1-5%、パチンコ10-20%、競輪25%、日本の主な宝くじ45.7%という数字から見ると、カジノで勝てる確率は、様々なギャンブルの中で比較的良いようです。
そして気になるルーレットのハウスエッジはアメリカンスタイルが5.26%、ヨーロピアンスタイルが2.70%となっています。アメリカンはヨーロピアンより2倍近く負けやすいことになります。ランドカジノでは、腕の利いたディーラーは、狙った数字に玉を落とせるといいますが、ライブルーレットでそれを考慮に入れる必要はないでしょう。機械の場合は確率的にすべての数字に出るように設定されています。
他のカジノゲームのハウスエッジとして、バカラ1.1%、ブラックジャックは0.2%となっています。ハウスエッジとは、1ゲームあたりの控除率なので、ハウスエッジが約5分の1のバカラと比較して、長い目で見たときに理論上、負け額が5倍のスピードで増えるが勝ち額が5分の1になってしまうということです。ここでの説明はあくまでも理論上であり、ルーレットにはルーレットにしかない魅力があります。しかしながらハウスエッジやペイアウト率を念頭においてプレーすると、収支が変わってくるかもしれません。